自分の臭いは自分では気がつかない
婚活や結婚生活を成功させるには、臭いの対策をしっかりする必要がある。
臭いに関しては、口臭とワキガというのが2大悪臭だ。
こちらは加齢臭のように全員に起こるモノではないのだが、悩んでいる人がドンドン増えてきている臭いだ。
口臭もワキガも、他人からすると強烈な悪臭であり、顔を背けたくなる臭いである。
ところが人間というのは、自分がどんなにひどい臭いを発していても、気がつかないモノなのだ。
「こんなにひどい臭いなのに、なぜ気がつかないんだ?」と思ったりもするが、それが人間の仕組みだから仕方がない。
人間が自分の臭いを意識しない理由は、人間の感覚器官が「他人を察知するため」に働いているからである。
人間は、自分の周りに危険なモノがないか、常に気を配っている。
自分に危機が迫っていないか、気配や臭いで警戒している。
ネコなどは、ものを食べる前に必ず臭いを嗅いでから食べるが、人間だって食べ物が腐っているかどうかは臭いをまず嗅いでみるだろう。
そうして自分のみの安全を守ろうとするわけだ。
なので強烈な悪臭の発生源であっても、自分に関する情報は無視するようにできている。
これが自分の口臭や体臭に気がつかないわけである。
口臭やワキガの原因は、食べ物とストレス
口臭やワキガが増えている原因は、食べ物やストレスだと言われている。
ワキガに関しては、欧米人やアフリカ系人種には、ほぼ100%ワキガがあるんだそうだ。
しかし日本人には少ない臭いだった。
その原因の一つと考えられているのが食生活だ。
日本人の戦前の食生活は低タンパク低脂肪の食事だった。
そのせいか結核などの感染症で死ぬ人が多く、栄養接種が大きな課題だった。
日本人はかつて欧米人ほどタンパク質や脂肪をたくさん摂らない生活をしてきたために、臭いに関してもあまり強い臭いがないのが普通だった。
しかし昭和35年くらいから始まった食生活の洋風化によって、油の消費量がとんでもなく増えた。
そしてハンバーガーやフライドチキンというものが日常的に食べられるようになったせいで、タンパク質の摂取量が増えた。
その結果、1980年代くらいからワキガの患者数が増え、しかもドンドンひどくなる傾向にあるという。
しかもこのワキガ、アポクリン腺という皮脂腺から出てくる臭いなので、ワキ以外の所からも臭うから大変だ。
アポクリン腺はオッパイや肛門、性器周辺に集中しているので、そこからも臭うことになる。
こうなると、ワキガを何とかしないと結婚どころじゃなくなってしまう。